烏帽子岩ミーテイング

先週の水曜日7月31日に「烏帽子岩と駒形岩のこれからを考える話し合い」(KI-NET関西岩場環境整備ネット主催)に参加して来ました。参加者は関西の重鎮&岩場の常連さんたち合わせて9人でした。KI-NETから、また詳しい報告があると思いますが、簡単にご報告します。もともと6月22日に僕のfacebookにあげた記事(駒形岩にまた新しいルートが増えていた)が発端のようです。烏帽子岩は、1987年頃から、坂口さんたちを中心に開拓され、今は平日でも必ず誰かクライミングしている関西で最も人気のあるクライミングエリアのひとつです。いっときアクセス問題など起こりましたが有志の方々の尽力で現在は大きなトラブルはありません。21世紀に入り、開拓は落ち着いていたのですが、近年既存ルートの隙間を埋めるようにルートがどんどん増えています。日本100岩場の増補改訂版(2010年発行)の後2015年にヤマケイ入門ガイド「フリークライミング$ボルダリング」が出版され、その中のエリアガイド烏帽子岩の部分の監修を僕が担当しました。現地を偵察、写真を撮りボルトの本数数え、わからないルートを試登したのですが
ここで、問題になったのは最近開拓されたルートがほとんど発表されていないことでした。発表されていないルートに関してはふれないでいいというヤマケイ編集者になんとか新しいルートもねじ込んでもらい間に合わせました。その後もルートは増え続け、現在に至ります。烏帽子岩を訪れる他所からのクライマーはほとんど100岩場を参照されるため、まったくトポがやくにたたず危険な場合すらあるのです。


当日は午前、参加者の自己紹介、岩場の整備やこれからの方向性などいろいろな話を議論し、開拓者のひとりである○○氏の気持ちなどを聞きました。
午後から、各ルートを全員で見て回り、検証~摩耗した終了点、カットアンカーと細いチェーンで構成された終了点などをラッペルステーションに早急に交換する(KI-NET担当)

なお、基本的にボルト位置の変更は行わないなどを決めました。

暑い中、みなさんご苦労様でした。

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