クライミングシューズ
靴底がフラットで、フリクションの非常によいラバーが貼ってあります。紐締め、スリッパタイプもありますが、初心者は脱ぎ履きが楽なベルクロタイプがお勧めです。購入は必ず、試し履きが出来る専門店で、買いましょう。初心者がWEbで買うのは、サイズがわからないので危険です。岩質(花崗岩、石灰岩、砂岩、凝灰岩など)やルートの長さによって、靴を履き分ける人もいます。
ロープ
ナイロン製のクライミング専用の命綱。ザイルと呼ぶこともあります。
シングル、ダブル、ツイン、ダイナミックとスタテイックなど、太さも長さも用途によっていろいろありますが、シングルピッチのフリークライミングに限定すれば、10mm前後の60Mロープがお勧めです。9.6mm以下のあまり細いロープは上級者向きで、軽いですがビレイも難しく初心者にはお勧めできません。また、トップロープに使用すると長持ちしません。
ハーネス
墜落の衝撃を吸収する役目があるので、ぴったり体に合っている必要があります。ウエストベルトはお腹を凹ましてバックルをきつく締めます。レッグループは手のひらが入るぐらいのサイズを選び、少し余裕がないと動きにくいです。女性用モデルはウエストベルトとレッグループの間隔が広く、女性の体形に考慮されていますが、具体的な表記がなく、実際に試着してみないとあうかどうかわかりません。その他、レッグループが調節できるもの、コンペ用に超軽量化したもの、アルパインクライミング用等、多種あります。
カラビナ
ワイヤーゲート、ストレートゲート、カーブドゲート、安全環付カラビナなどこれも多種あります。形でも、O(オーバル)型、D型、HMS型などまた、2枚のカラビナとスリングと組み合わせてセットにしたものをクイックドローと呼びます。
確保器(ビレイデバイス)
クライマーのビレイをするときロープを止めたり繰り出したりして、コントロールする道具です。ATCタイプが主流ですが、自動的にブレーキがかかるロック機能付きのグリグリなどのデバイスも人気があります。最近ではATCタイプでもオートロック機能がついている製品も出てきました。なお、エイト環は下降器であって、確保専用器ではありません。
チョーク/チョークバック
炭酸マグネシウム(滑り止め用の粉です)腰につけて、時々手に付けるのをチョークアップと呼びます。
ヘルメット
外の岩場は必ず、落石があると思ってください。指先ぐらいの小石でも高いところから降って来たらかなりの破壊力があります。かぶっているのを忘れるほど非常に軽量な製品も出てきたので、これからは必携のギヤになってくると思います。